FileMakerを使って、イベント管理システムを作っているところです。イベント受付時に、会員証に印刷されたQRコードやバーコードをiPhoneやiPad等のiOSデバイスのカメラで読み取って、「ピッ」で受付完了するシステムを作ってみたいと思い、やってみました。
開発環境は
Windows 7(64ビット版)
FileMaker Pro 12
です。
iPhone、iPad等のiOSデバイス において
あらかじめ、「FileMaker Go 12 for iPhone(iPad)」と「pic2shop」の無料アプリをインストールしておきます。
※ QRdeCODE(2013年11月7日現在¥200の有料アプリです。)も評判が良かったので、試しにインストールしてみましたが、5桁の会員番号くらいでしたら、「pic2shop」で十分に思えましたので、こちらを使うことにしました。ちなみに、pic2shopは無料版で大丈夫です。iPhoneだけでなくiPadでも利用できます。
FileMaker Pro 12において
データベースを作成
実際に運用しているデータベースでいきなりテストするのも危険なので、新規にテスト用のデータベースを作成。データベース名は「EventTest」でも何でも。ただ、日本語名はトラブルのものとになるので避けた方が無難です。
QRコード読み取りのテストだけでしたら、テーブルは1つでOK。イベント参加受付システムのテストも考えているのでしたら、FileMaker Proでデータベース新規作成時に「Starter Solutionから新規作成」→「イベント管理」を選んでもよいかも。
「Open_pic2shop」と「Registration」という2つのスクリプトを作成。
スクリプト名は別名でも良いのですが、①で記述するスクリプト名(赤字部分)と②のスクリプト名は同じにしてください。
①pic2shopを起動するスクリプト「Open_pic2shop」を作成
[スクリプト]-[スクリプトの管理]で[スクリプトの管理]ダイアログボックスを開きます。
「Open_pic2shop」という名前のスクリプトを新規作成し、[URLを開く]スクリプトステップを追加します。オプションの[指定]をクリックして、次のURLを入力します。[ダイアログなしで実行]にチェックを入れておきます。
"pic2shop://scan?callback=fmp" & GetAsURLEncoded ( "://$/" & Get ( ファイル名 ) & "?script=Registration&$result=QR" )
※最後の「QR」の部分を「EAN」に変えるとバーコード読み取りになります。
$result変数は、スキャンしたQRコードの値をFileMaker Goに渡して、「Registration」スクリプトで使用できるようにします。
②pic2shopからFileMaker Goに返された値を処理するスクリプト「Registration」を作成
とりあえず、うまくいっているかどうかのテストだけでしたら、カスタムダイアログを表示すれば、動作確認できますので、例えば次のようにします。
「Registration」スクリプト作成において、次のステップを追加します。
カスタムダイアログを表示[タイトル:”ようこそ!”; メッセージ:”会員番号: ” & $result & “ 様” ; ボタン:”OK”]
実際の運用時には、エラー処理を入れて、データベースの会員番号のフィールドを検索し、該当するレコードが見つからなかった場合にはカスタムダイアログを表示して新規登録画面に移動したり、フィールド設定で該当フィールドに値を入れて受付完了の状態にしてレコード確定したりします。
QRコード読み取りボタンを作成
参加者が受付するための画面、つまり、受付ボタンを設置するレイアウトを作成し、「QRコード読取り」ボタンを作ります。そして、ボタン設定で「スクリプト実行」「Open_pic2shop」を指定します。
動作確認
iPhone、iPad(mini)を使用して、FileMaker Goで「EventTest」ファイルを開きます。「QRコード読み取り」ボタンをタップして、QRコードをスキャンします。スキャンが正常に終了すると、カスタムダイアログが開き、メッセージとQRコードの情報が表示されます。
参考URL&参考書
参考URL
FileMakerでiPad miniのバーコードリーダーを2行で作る
上記サイトを読んで、簡単にできそうと思ったのですが、FileMaker Pro12では、うまくいきませんでした。
そこで、「FileMaker TRAINING SERIES」で調べました。他に参考にした書籍は「iPhone/iPad+データベースによる実用システム開発入門」です。この本は、初めてFileMaker ProやFileMaker Goを触る人にもわかりやすく、実践的な内容で色々勉強になりました。
QRコード印刷
QRコード作成については無料ソフトもいろいろありますが、手持ちのラベルマイティEX8が差込印刷機能を使って自動作成できたので、そちらでQRコード付き会員証を印刷しました。